このサイトでは、投資について触れるたびに「ネットの情報を鵜呑みにするな」と主張しています。
まず言っておきたいのが、インターネット上の情報を鵜呑みにしてはいけないという点です。
初心者必見! 投資の勉強始め方ガイド
インターネット上の誰かの言ったことを鵜呑みにして損をしても、その人は責任を取ってくれません。
今、投資を始めても大丈夫?
じゃあ誰に相談すればいいんだよ。今日はそんな皆さんの疑問に答えます。
銀行
皆さんの一番身近なお金の相談相手、それが銀行です。資産運用の窓口に行って相談すれば、投資信託や保険などの金融商品について銀行員が説明してくれます。
絶対に親身になってもらえて100%安全と言い切れるかどうかはさておき、ネットの情報よりはまず安心で確実です。
メリット
面と向かってじっくり相談できるのがメリットです。対面はちょっと恥ずかしいわという人には、オンラインで相談ができる銀行もあります。いずれにせよ、普段から行く場所なので気楽ですね。
相手からの提案が受けられるため、自分の話を聞いてもらって、自分に合ったお金の増やし方を教えてもらいたい人にも向いています。
デメリット
銀行では扱っていない金融商品があるのがデメリットです。たとえば、銀行では株を扱っていないため、「株主優待で得をしたい」などの相談は受けてもらえない可能性があります。
また、銀行は転勤があるので、せっかく素敵な銀行員と出会えてもずっと付き合い続けられる保証がない点にも注意が必要です。それで偉くなってくれるならいいんですけどね、でも寂しいですよね。
証券会社
金融商品を扱う証券会社は、投資について相談するのにうってつけの相手です。店舗に行けば銀行と同じように対面で相談でき、扱っている金融商品は銀行よりも豊富です。
ネットの証券会社でも、業者を紹介してもらって相談できるサービスやセミナーを用意している会社もあります。
メリット
株などさまざまな金融商品を扱っているのが大きなメリットです。銀行よりも選択肢が多いので、より自分に合った商品が見つかるかもしれません。
デメリット
店舗型の証券会社の場合、銀行と同様に転勤があるのがデメリットです。
また、店舗型の証券会社はネットの証券会社より手数料が高めに設定されていることがあるので注意が必要です。
ファイナンシャルプランナー
いわゆる「FP」と呼ばれる、お金に関する専門知識を持ったプロのことです。実は私もこのファイナンシャルプランナーです。
金融商品に限らず、お金に関するあらゆる相談ができます。
メリット
銀行や証券会社のような組織ではなく個人なので、転勤などがなく長い付き合いができるのがメリットです。
金融商品以外の知識も豊富なので、投資以外の部分のアドバイスも期待できます。
デメリット
ファイナンシャルプランナーにはそれぞれ強みと弱みがあり、全員が投資に強いわけではないのがデメリットです。相談の際には投資に強いファイナンシャルプランナーを選ばなければなりません。
また、投資助言業の登録のないファイナンシャルプランナーが特定の金融商品を勧めることは法律で禁止されているため、「じゃあ結局何を買えばいいんだよ」と悩むリスクもあります。
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
銀行や証券会社などには属さず、独立した立場で投資のアドバイスをしてくれるプロです。
ファイナンシャルプランナーとは違い、具体的な金融商品の提案から実際の買い付けまでできます。
メリット
専門性が高いプロが中立的な立場からアドバイスしてくれるのがメリットです。
「銀行や証券会社だと、こちらに不利な商品を勧められそうでちょっと嫌だ」という人も、IFAなら安心です。
デメリット
IFAの数はあまり多くないので、そもそも探すのが難しいのがデメリットです。
IFAに相談したい場合は、ネットの証券会社が提供する無料相談サービスを利用するのがおすすめです。楽天証券やSBI証券など、IFAに相談できるサービスを提供している会社もあります。
自分に合った相談先を見つけよう
どの相談先もメリット・デメリットがあり、一概にどれが最適とは言えません。
ところで、皆さんが何か相談したい時はどうしていますか? 友人にかたっぱしから連絡する人もいれば、信頼できる相手にだけそっと打ち明ける人もいるかと思います。
どんな解決策であれ。あなたが満足するのであればそれが正解です。それと同じように、投資の相談先もあなたが満足すればそれが正解です。ご自分に合った納得できる相談先を見つけてください。
大丈夫。今回紹介した相談先は、少なくともネット上の素性が知れない相手よりはよっぽどマシです。



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